KJS(Kowa Jacking System)仮設アンカー工法(残置式)は1989年5月に緊張工法として特許を取得して以来、あらゆる仮設現場において幅広く採用され、くさび定着工法の優秀性を確立しています。


概要

KJS残置アンカー工法の特長

残置アンカー01

KJS残置アンカー工法は、Φ12.7mmおよびΦ15.2mmのPC鋼より線を使用した仮設アンカー工法です。

自由長の防錆は現場条件に応じて、部分アンボンドタイプ・ポリシースタイプ・ブルーホースタイプから選択できます。KJS緊張システムを採用することで、品質保証試験から定着作業までを連続して行うことができ、現場における施工性・品質の向上が図れます。

構成とそのバリエーション

自由長の防錆部のバリエーションによる三種類をご用意しております。

ポリシースタイプ

自由長部は空隙が多いため、グラウトの侵入に注意する必要があります。

境界部の止水は、もっとも信頼性の高いエポキシ樹脂と一般的な止水ブチルゴム(サンタックシーラー)等があります。

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ポリシースタイプ
ブルーホースタイプ

自由長部に排水用のホースを使用するタイプです。現場組立て加工に適しています。

自由長部はグリス塗布処理を施します。

ブルーホースタイプ
部分アンボンドタイプ

自由長部は、専用のグリッシングデバイス機でアンボンド加工します。

自由長部へのグラウトの侵入がなく安定した伸び量が確保できます。

部分アンボンドタイプ


規格表

Φ12.7

規格 削孔径
(mm)
アンカーヘッド 鋼線断面積
(mm)
鋼線単位重量
(kg/m)
引張り荷重
(kN)
降伏荷重
(kN)
設計荷重
(kN)
J5-2 Φ115 5-2用 197.4 1.548 366.0 312.0 237.9
J5-3 5-3用 296.1 2.322 549.0 468.0 356.9
J5-4 5-4用 394.8 3.096 732.0 624.0 475.8
J5-5 5-7用 493.6 3.870 915.0 780.0 594.8
J5-6 592.3 4.644 1098.0 936.0 713.7
J5-7 691.0 5.418 1281.0 1092.0 832.7
J5-8 Φ135 5-9用 789.7 6.192 1464.0 1248.0 951.6
J5-9 888.4 6.966 1647.0 1404.0 1070.6
J5-10 5-12用 987.1 7.740 1830.0 1560.0 1189.5
J5-11 1085.8 8.514 2013.0 1716.0 1308.5
J5-12 1184.5 9.288 2196.0 1872.0 1427.4

Φ15.2

Φ12.7のほかにも重荷重用のΦ15.2をご用意しています。(カタログをご覧下さい。)
規格 削孔径
(mm)
アンカーヘッド 鋼線断面積
(mm)
鋼線単位重量
(kg/m)
引張り荷重
(kN)
降伏荷重
(kN)
設計荷重
(kN)
J6-7 Φ135 6-7用 970.9 7.707 1827.0 1554.0 1187.6
J6-8 6-9用 1109.6 8.808 2088.0 1776.0 1357.2
J6-9 1248.3 9.909 2349.0 1998.0 1526.6
J6-10 6-12用 1387.0 11.010 2610.0 2220.0 1696.5
J6-11 1525.7 12.111 2871.0 2442.0 1866.2
J6-12 1664.4 13.212 3132.0 2664.0 2035.8


現場施工例

KJS残置アンカーの施工例

グラウンドアンカー 残置アンカー 施工例  
グラウンドアンカー 残置アンカー 施工例 
グラウンドアンカー 残置アンカー 施工例 
グラウンドアンカー 残置アンカー 施工例 
※施工事例や詳細についてはカタログでもご紹介しておりますので併せて御覧ください。