概要
KJS除去アンカー工法の特長
KJS(KOWA JACKING SYSTEM)除去アンカー工法とは、アンボンドPC鋼より線(PC鋼より線とポリエチレン被覆の間にグリスを充填したもの)を使用し耐荷体の先端部に巻きかけて、これを複数組み合わせることでテンドンを構成するアンカー工法です。
アンカーに作用する導入力は、KJS緊張装置=作動緊張装置DPHによって均等な分散圧縮力を支持地盤へ伝達します。
また、定着前に行う品質保証試験が行いやすい構造を有し、PC鋼より線の除去はレッカーや高速油圧ジャッキなどにより行うことができ、極めて効率的で信頼性の高い除去アンカー工法です。
均等な荷重の導入
差動緊張装置(DPH)により、同時緊張でも各耐荷体に均等に荷重を導入することが可能です。
簡素な構造
テンドン構成部品点数が少なく、簡素な構造です。
高い除去効率
ターンタイプを採用しており、除去効率が高い工法です。
連続作業の実現
シャッター板機構により、品質保証試験から緊張定着まで連続して作業が行えます。
規格表
Φ12.7
規格 | 削孔径 (mm) |
アンカーヘッド | 鋼線断面積 (mm) |
鋼線単位重量 (kg/m) |
引張り荷重 (kN) |
降伏荷重 (kN) |
設計荷重 (kN) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
J5-2 | Φ135 | 5-2用 | 197.4 | 1.548 | 366.0 | 312.0 | 214.0 |
J5-4 | 5-4用 | 394.8 | 3.096 | 732.0 | 624.0 | 428.0 | |
J5-6 | 5-7用 | 592.3 | 4.644 | 1098.0 | 936.0 | 642.0 | |
J5-8 | 5-9用 | 789.7 | 6.192 | 1464.0 | 1248.0 | 856.0 | |
J5-10 | 5-12用 | 987.1 | 7.740 | 1830.0 | 1560.0 | 1070.0 | |
J5-12 | 1184.5 | 9.288 | 2196.0 | 1872.0 | 1284.0 |
Φ15.2
規格 | 削孔径 (mm) |
アンカーヘッド | 鋼線断面積 (mm) |
鋼線単位重量 (kg/m) |
引張り荷重 (kN) |
降伏荷重 (kN) |
設計荷重 (kN) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
J6-10 | Φ165 | 6-12用 | 1387.0 | 11.010 | 2610.0 | 2220.0 | 1526.0 |